ダイエット界において、長年に渡り『悪』と考えられてきた脂質ですが、近年は脂質の重要性が世の中に知れ渡り、晴れて注目を集めている栄養素となってきました。
目次
注目したい良質な脂質を含む食材
メジャーなものでは・・・
鯖などの青魚、
オリーブやアボカドなどの果実、
ココナッツ、
くるみやアーモンドなどのナッツ類、
などに含まれる脂質が挙げられますね。
また、その栄養価、健康効果の高さからスーパーフードなどと呼ばれるチアシードやヘンプシードなど種子類の脂質も、身体づくりに励むアスリートや美容・健康に敏感な方たちの間で話題となっています。
バターコーヒーって!?
さらには、少し前に一大ブームとなった最も手っ取り早い良質な脂質摂取方法と言えば、コーヒーにバターやココナッツミルク(MCTオイル)をそのまま入れるバターコーヒーも脂質の重要性に注目したメニューです。
ちなみに、バターコーヒーは、エネルギーになりやすい脂質を含むバターやココナッツ由来のMCTオイルをコーヒーに加えることで、より糖質制限の効果を促進させてくれるという夢のようなコーヒーです。
私もよく目覚めのコーヒーには、MCTオイルを入れて飲んでいます。
そんな世界を驚かせたバターコーヒーですが、似たような発想から開発された商品が、日本の企業からパック飲料として発売されているのです。
今回は、コンビニで手に入ってすぐに飲める、お手軽なバターコーヒー的な商品を紹介したいと思います。
バターコーヒーが由来? グリコ 『アーモンド効果』
グリコさんから発売されているパックコーヒー、その名も『アーモンド効果』です!
バターコーヒーがバターやMCTオイルを入れているのに対して、こちらはアーモンドの良質な脂質に注目して、コーヒーに混ぜたようですね。
画像左側がオリジナル、右が砂糖不使用のタイプになっており、糖質に気を使った商品も開発してくれていますね。
グリコさん、ありがとうございます。では、栄養成分、原材料表示を見てみましょう。
グリコ 『アーモンド効果』 成分、原材料
オリジナルで、 糖質 9.9g/200ml
砂糖不使用タイプで、 糖質 5.5g/200ml(糖類は0.4g)
糖質量だけで考えると、微妙ですかね・・・
5.5gの糖質量を凌駕するほどの栄養効果があるかどうかですね・・・。
では、原材料を見てみましょうか。
この二種において、原材料には大きな違いはなく、砂糖の使用、不使用が糖質量の差として反映されているだけのようですね。
また、アーモンドペースト加えることで、ビタミンEや食物繊維、アーモンドの栄養成分をコーヒーの中に閉じ込めているということでしょう。
では、ひとまずここで、アーモンドの栄養成分による、健康・美容効果についてお話しておきましょう。
アーモンドの健康・美容効果や良質な脂質
では、アーモンドに含まれる成分の効果・効能について、かんたんにまとめてみます。
・細胞膜やホルモンなどの材料となる不飽和脂肪酸(身体に蓄積されにくい脂質)のオレイン酸とリノール酸が多く含まれてる。
・食物繊維(水に溶けにくい不溶性食物繊維)を豊富に含み、水分を吸収して便の容積を増やし、余分な脂質や糖、有害物質などの排出の手助けをしてくれる。
・ダイエット中に不足しがちなビタミン、ミネラル類を豊富に含んでいる。
・ビタミンの中でも、アンチエイジングの効果が期待されるビタミンEの含有量が非常に豊富である。
代表的な効果・効能の一部を抜粋しましたが、アーモンドの効果・効能は挙げればキリがないほど優秀な食材なのです。
では、商品名にそのまま使われている、アーモンドの効果を理解していただいたところで、実際にグリコ『アーモンド効果』を飲んでみましょう。
グリコ 『アーモンド効果』 レビュー
『アーモンド効果(砂糖不使用)糖質5.5g/200ml』をコップに注いでみました。
アーモンドペーストが入っているため、通常のコーヒーよりもやや薄い色合いですね。
アーモンドミルクの香ばしい香りがいいですね。
飲んでみると、若干の油っぽさが口の中に広がりますが、もたつく感じはなく、まろやかな感じで悪い気はしません。
砂糖不使用のうえ、糖アルコールや甘味料さえも使われていませんので、甘さはほとんどありません。
私の好みとしては、少しくらいは甘みがあった方がありがたいですが、普段からブラックコーヒーを好んで飲んでいる人なら、全く問題ないと思います。
バターコーヒーを飲んだことがない人であれば、初めて飲んだ時には多少の違和感を感じるでしょうが、慣れてしまえば美味しく頂けることでしょう。
まとめ
私としては、外出中にちょっと一息つきたいときなどには、コンビニなどで買って飲むかもしれませんが、家の冷蔵庫に常備するということは、まずないと思います・・・。
理由は、コーヒーはコーヒー、アーモンドなどのナッツはナッツで、単独で食べた方が美味しいからです。
コーヒーを飲むなら、やっぱり本家のバターコーヒー(私はバターは入れずに、MCTオイル、低糖質ミルク、パルスイートを無糖コーヒーに入れて、アイスで飲んでいます)を飲みますし、ナッツ類は、ナッツだけでおやつとして食べますね。
とは言っても、時間に余裕がない朝や、外出時やわずかな休憩時間などには、非常に役立つ商品であることも事実です。
コーヒーと香ばしいアーモンドミルクの相性にハマってしまう方も多いのではないかと思いますし、見かけた方は是非一度試してみてはいかがでしょうか?