勝負に勝つには、まず敵を知らなければならない。
食材別糖質量。今回は、ナッツについてお話します。
近年、脂質の重要性が見つめ直されはじめたことを受けて、良質な脂質を多く含むナッツ類が注目されるようになりましたね。
脂質が、しかも良質な脂質が多く含まれているだけあって、非常に腹持ちがよく、ちょっとした間食に打ってつけです。
糖質量の前に、ナッツ類がもたらしてくれる様々な効能についてお話しますね。
多脂性食品で高カロリーなナッツ類ですが、不飽和脂肪酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などを豊富に含み、心筋梗塞などの心疾患、高血圧、メタボリック症候群の予防、ガン予防になるという研究結果が相次いで発表されています。
また、ダイエット、アンチエイジング効果も認められているという、いいこと尽くめの食品です。
では、糖質量から見ていきましょう!
アーモンド | 10g(10粒) | 1.1g |
カシューナッツ | 15g(10粒) | 3.0g |
ぎんなん(ゆで) | 15g(10粒) | 5.0g |
くるみ | 30g(10粒) | 1.3g |
ピスタチオ | 6g(10粒) | 0.7g |
へーゼルナッツ | 15g(10粒) | 1.0g |
ピーカンナッツ | 20g(10粒) | 1.2g |
マカダミアナッツ | 20g(10粒) | 1.2g |
まつの実 | 3g(10粒) | 0.0g |
バターピーナッツ | 8g(10粒) | 0.9g |
落花生 | 8g(2粒入のサヤ5個) | 1.0g |
ピーナッツバター | 10g | 1.4g |
「文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会 編 日本食品標準成分表 2015(政府刊行物:独立行政法人 国立印刷局発行)に準拠したデータベースを基に作成しています。
この単位で見ると、ぎんなん以外はまずまずの数値のように見えますね。
事実、ナッツ類は、糖質を抑え、脂質を積極的に摂取しなければならない糖質制限において、非常に適した食品に違いありません。
ただし、一覧にある『単位』ならば、ということが絶対条件になります。
たとえば、アーモンド10粒で、糖質1.1gですが、ついつい手が伸びちゃいますよね。
バターピーナツ(バターピー)は10粒で、糖質0.9gですが、あなたは一度に何粒くらい口に放り込んでいますか?
これが最大の問題です!
医師や栄養士などの専門家たちの間では、約30g/日 が理想的な摂取量だと言われているそうですが・・・
私はの場合は、大量に買えば、多少安くなるでしょうが、必ず食べる量が増えてしまうのがわかっていますので、100均で少しずつ買うようにしています。
いつも、この3種類を買っています。カシューナッツも売ってはいるのですが、ナッツの中ではやや糖質が多いものなので、私はスルーしていますね。
また、塩味や甘い味付けがされたものは、確実に手が止まらなくなりますので、アーモンドは素焼き、クルミは生のものに決めています。ピスタチオは、これしかないので仕方ないのですが・・・
毎日、3種類を10粒弱くらいずつ食べるようにしていますので、糖質は、3gくらいになっていると思います。
3gとは、間食にしたら少し多いような気もしますが、それ以上にナッツの良質な脂質を求めているという感じですかね。
こうやって、これまた100均で買った、しゃれた瓶に入れて保存しています。
『腹八分目に医者いらず』、『酒は百薬の長』、『 過ぎたるは猶及ばざるが如し 』など、ことわざにも多くあるように、なんでも適量がいいんですよ。もう少し欲しいなってくらいで止めとくことが大切なのです。
このことを肝に銘じて、がんばっていきましょう!