以前、
糖質制限中でもお米をあきらめられないあなたへ・・・
ということで、低糖質の即席パックごはんを紹介しましたが、
ちょっとした問題がありましたので、こちらの記事も書こうと思いパソコンに向かっている次第であります。
即席のパックごはんって、電子レンジでたったの数分温めるだけですぐに食べられますし、保存も効いて便利なのには違いないのですが、お米好きのって、やっぱり炊き立てのごはんが好きなものですよね。
というわけで、今回は糖質カット炊飯器を紹介したいと思います。
低糖質パックごはんの糖質量が、通常のごはんと比較して約30%くらいの糖質カット率でしたが、糖質カット炊飯器の実力はどんなものなのでしょうか?
まずは、現在販売されている糖質カット炊飯器の基本的な仕組みを説明しておきますね。
目次
糖質カット炊飯器の仕組み
通常の炊飯器は、研いだお米に規定量の水を釜に入れてスタートのスイッチを押すと、内部を加熱し、沸騰させます。
そして、熱せられたお米からは、デンプン(糖質)が溶け出して柔らかくなり、水分を吸収していくことで、ふっくらと炊き上がります。
一方、糖質カット炊飯器は、内部を沸騰させるまでは同じ工程をたどりますが、内部を沸騰させることで米粒から溶け出したデンプン(糖質)を含んだお湯(煮汁)を本体下部にあるトレイに排出するのです。
多くの糖質カット炊飯器が、通常の炊飯器と比べて縦長のフォルムをしているのはそのためです。
そして、デンプン(糖質)が含まれたお湯を排出した後、自動で新たに加えられた水で炊くか、炊飯器下部に排出したお湯で蒸し炊きして、デンプン(糖質)が抜けたお米を炊飯します。
この仕組みから、糖質カット炊飯器によってカットされる糖質は、お米からお湯に溶け出したデンプンによるものだということがわかりますね。
では、今では数多くのメーカーから発売されている糖質カット炊飯を、糖質カット率、価格、評判などを踏まえて見ていきましょう。
サンコー(THANKO) 『糖質カット炊飯器 匠』
私が知る限りでは、国内メーカーで初めて糖質カット炊飯器を発売したメーカーだと思います。
2020年10月現在、すでに2代目の糖質カット炊飯器を開発、発売しており、糖質カット炊飯器業界においては、老舗と言えるメーカーで、様々なメディアでも取り上げられています。
こちらがサンコーの最新型(2代目)『糖質カット炊飯器 匠』になります。
このように、縦長のフォルムをしていますね。
では、スペック、価格をまとめてみしょう。
糖質カット率 35%
炊飯容量 低糖質炊飯:1~2合 通常炊飯:1~4合
価格 34445円(税込み オンラインストア価格)
※楽天やアマゾンではより安く買えます。
炊飯カット率は、初代の33%から若干アップして、35%となっています。
もちろん、低糖質炊飯、通常炊飯に対応しています。
価格は、楽天やアマゾンで買えば、メーカー価格よりも1~2割ほど安く買えるようです。
石崎電機製作所 糖質カット炊飯器
続いて、石崎電機製作所から、『糖質カット炊飯器』です。
レトロな雰囲気が漂う炊飯器ですが、こちらもスペックでは負けてはいません。
糖質カット率 37%
炊飯容量 低糖質炊飯:1~5合 通常炊飯:3~10合
価格 30000円(税抜き オンラインストア価格)
※楽天やアマゾンではより安く買えます。
糖質カット率は驚異の37%で、炊飯容量も立派なものですね。
お値段は、アマゾンや楽天などのショッピングサイトでは、2~3割引きで出品されています。
VIALEGRE (ビアレグレ)『糖質カット炊飯器』
続いては、アイワジャパン株式会社のブランド ViAlegreの商品になります。
こちからは、構造上どうしても大きく重くなりがちな糖質カット炊飯器のなかで、極めて小さく、軽い製品になっています。
他所の製品が、平気で6キロ、7キロの重量があるのに対して、2.4キロという軽さで、スペースも取らず、一人暮らしの方でも安心して購入できると思います。
しかも、いくら小さく軽くとも、スペックの方は負けてはいません。
糖質カット率 36%
炊飯容量 低糖質炊飯:1~3合 通常炊飯:1~5合
価格 約20000円(ショッピングサイト価格)
こちらの製品は、通常の炊飯器とほとんど変わらないコンパクトサイズで置き場所に困らないということが最大の特徴です。
また、シンプル構造で、お手入れも洗浄もかんたんと使い勝手が非常に高く評価されています。
山善 『糖質カット炊飯器』
では、サイズ感もお値段も手頃な、山善、糖質カット炊飯器です。
シンプルなデザインで、違和感なくキッチンに馴染みそうな感じですね。
では、肝心のスペックを見てみましょう。
糖質カット率 16.5%
炊飯容量 低糖質炊飯: 1.5合 通常炊飯: 3合
価格 10000円前後(ショッピングサイト)
糖質カット率はガクッと落ちてしまい、16.5%ですが、価格は非常にお安く、ちょっと頑張ればポイントだけで買えそうなところが魅力的ですね。
ですが、最も大切な糖質カット率が落ちてしまうのは譲れないところでしょうか。
このように、今回は4種の糖質カット炊飯器を紹介しましたが、実際の評判はどんなものなのか、いくらか紹介したいと思います。
糖質カット炊飯器の評判・レビュー
糖質モードで炊飯してみましたが、水加減微妙に難しいです。でも、何回かやれば慣れます。
思ったより糖質モードでも美味しく炊けてるのには驚きました!これは良い商品。
味は甘味が少なくサッパリした味に感じました。
糖質制限をしていてお米が好きなのにあまり食べれないのがストレスだとよく言っていたので、とても喜んでくれました!
2合を低糖質の1合のラインまで水を入れて固めモードで炊くと普通の食感に近い。
ザル部分にご飯がくっついて手洗いではなかなかとれないのでマイナスポイント。
食洗機に入れると比較的綺麗に取れた。
特に何もしてないが20日間で2kg痩せたので満足しています。
このように、
最も多かった意見が、炊飯時の水の量の調整が難しい。
掃除に手間がかかる。
という2点でしたね。
水分量については、慣れてしまえば改善するでしょう。
お手入れについては、食洗器を使うときれいに落ちるというレビューがありましたね。
また、糖質カットしたごはんの味については、意見がわかれていました。
美味しい、気にならない、うま味が減った、まずい、それぞれ好みの問題があるようですね。
では、最後に私が感じた糖質カット炊飯器のメリット、デメリットを挙げていきたいと思います。
糖質カット炊飯器 メリット デメリット
メリット
・最大で40%近い糖質カット率というのは、最大の魅力でしょう。
・糖質カット炊飯だけでなく、通常炊飯も可能なので、無駄な買い物にはならない。
・基本的な構造が『蒸し器』と同じなので、蒸し料理など様々な用途がある。
・特殊な製品の割には手頃な価格なものが多い。
デメリット
・使い始めのうちは、水分調整が難しいという意見が多い。
・味の好みが別れる。
・お手入れが困難である。
・基本的に炊飯器自体のサイズ、重量が大きい。
・糖質カット炊飯の場合、一度に炊飯できる容量が少ない。
などが挙げられると思います。
購入を悩んでおられる方は参考にしていただければ幸いです。
まとめ
低糖質なパックごはんの糖質カット率が約30%なのに対して、糖質カット炊飯器は、最大で40%近い糖質をカットできることがわかりましたね。
そして何より、炊き立てのホカホカを低糖質で食べられるというのは最大の魅力でしょう。
開発年数の問題もあって、実際にはレビューにもあったような難点(水分調整の難しさ、お手入れの問題)はあるようですが、近い将来には、さらに使い勝手も、糖質カット率も向上していくことでしょう。
それまで待ってもいいですし、やはりホカホカのごはんが恋しいという方などは、安い買い物というわけにはいきませんが、糖質カット炊飯器デビューしてみるのもいいのではないでしょうか?