コンパなどで、やたら血液型を言い当てる人っていますよね。
あの人たちはどのような根拠で言い当てているかご存じでしょうか?
1/4の確率をことごとく当ててきますよね。
一般的に血液型別の性格として考えられているのは、
A型は「几帳面で慎重」
B型は「自由奔放でマイペース」
O型は「おおらかで社交的」
AB型は「変わり者で掴みどころがない」
このような感じで、実際にかなりの確率で当てはまっていますよね。
この血液型別の性格の由来は、ただの統計ではなく、意外にも
『歴史的事実に基づいている』
ということをご存じでしたか?
そして、血液型には性格的な特徴だけでなく、体質的にもそれぞれの特徴があるという説もあるんです。
今回は、糖質制限に向いている血液型、不向きな血液型を、歴史的事実に基づいて解説していきたいと思います。
目次
血液型の歴史、ルーツに基づく性格的特徴
まず、歴史的に最も古いO型から考えていきます。
世界の人口で最も多い血液型はO型といわれ、そのルーツは約四万年前にアフリカで誕生したクロマニヨン人にまで遡ります。
あの時代の人々はみんなO型だったといいます。
当時は狩猟民族として獲物の肉を食べて暮らしていました。
大型の獲物をしとめるには、みなで力を合わせる必要があり、狩った獲物は分け合って暮らしていたことが、「おおらかで社交的」な性格の由来となっているようです。
そして、狩りをするための道具や狩猟技術の向上するにつれて、人口が増加していき、獲物が不足するようになってきました。
その結果、アフリカからアジア、ヨーロッパ圏に移り住み、農耕によって生活する人々が出てきました。
肉食から穀物や農作物を主食とする食生活に変わったことで、人々は狩猟時代とは異なる消化器官や免疫を身に付け、体質が変化し、O型以外に新たにA型の血液型を持つ人間が生まれました。
A型の性格的特徴については、農作物を育てるために必要な几帳面さや災害に備える危機管理能力から、「几帳面で慎重」の由来となっているようです。
その後、農耕の技術が発達するにつれ、食料が安定して確保できるようになり、人口が大幅に増加していきます。
その結果、農地が不足するようになり、一部の人々は遊牧民族として暮らし始めました。
土地に縛られない自由でストレスフリーの生活が、B型の「自由奔放でマイペース」という性格の由来とされています。
遊牧民として土地を転々とする彼らが、保存の効く干し肉や乳製品などを食べるようになったのをきっかけにして、
さらに体質も変化していき、新たな血液型(B型)が誕生しました。
その後の歴史の流れ、民族の移動によって農耕民族のA型と遊牧民族のB型が交わり、AB型という血液型が生まれたのでした。
歴史は非常に浅く、AB型が誕生したのはたったの約1000年前だとされています。
血液型の長い歴史の中では、新人類と考えられてきたことが、「変わり者で掴みどころがない」という性格の由来になっているようです。
このように、血液型にはそれぞれにルーツがあったのです。
血液型と糖質制限の関係 糖質制限に最も適した体質を持つ血液型はO型だった。
人類史上において農耕が始まる以前に、狩猟民族として動物の肉や魚を食べて暮らしていた『O型』の人間は、狩りで仕留めた動物の肉や、海や川で捕まえた魚からの栄養(タンパク質と脂質)だけで生命を維持していたということになります。
自生している植物や果実などから糖質も摂取していたでしょうが、あくまで主食は肉や魚で、糖質摂取量は微々たるもので、脂質をエネルギー源としていたと考えられます。
糖質なしで野山を駆け回り、超大型の獲物を狩っていたということは、完全なる脂質代謝回路が確立されていたということですね。
このような血液型の歴史、ルーツから、糖質制限に最も適した血液型は、人類史上において農耕が始まる以前に、狩猟民族として動物の肉や魚を食べて暮らしていた『O型』と考えられますね。
続いて、A型は・・・
血液型と糖質制限の関係 A型は糖質制限に適していない?
狩猟による生活に限界を感じて住処を移して農耕を始め、穀物や農作物を主食とする食生活による身体の変化によって生まれた『A型』は、
残念ながら、最も糖質制限に敵していない血液型といえるでしょう。
新たな血液型として『A型』が誕生した背景(身体の変化)のひとつに、肉食時代の脂質代謝から、穀物を主食とすることで機能することになった糖質代謝に代謝回路が変わったことが挙げられます。
すなわち、A型の人間は、糖質をエネルギー源とすることに適した体質だと考えられます。
もし、A型の方で、糖質制限をしても効果を感じにくかったり、正しいやり方で糖質制限をしても体調がを崩してしまう場合は、糖質制限ダイエットではなく、カロリー制限ダイエットに切り替える方がいいかもしれませんね。
続いて、B型は・・・
血液型と糖質制限の関係 B型は、そこそこ糖質制限に適している?
遊牧民として土地を転々とする彼らが、保存の効く干し肉や乳製品などを食べるようになったのをきっかけにして誕生した『B型』は、どうでしょうか?
遊牧民として土地を転々とする生活の中では、当然のように食事にありつけないような日も少なくないと考えられます。
そのため、体内の糖質が枯渇してしまうことは珍しいことではなく、脂質代謝の回路は活発に働いていたでしょう。
また、4kcal/g の糖質よりも、9kcal/g の脂質の方が、圧倒的にエネルギー効率が高いため、積極的に脂質を摂取していたはずです。
これらのことから、B型は、糖質制限には、まずまず適した血液型だといえるでしょう。
続いて、AB型は・・・
血液型と糖質制限の関係 AB型は、そこそこ糖質制限に適している?
全ての血液型のルーツを併せ持つAB型は、心身ともに最も適応能力が高いといわれています。
よって、糖質制限にもすんなり適応できる可能性が高い血液型といえるでしょう。
まとめ
実際、人間を血液型によってたった4種類に分類することなんて出来るはずがありませんよね。
ですが、多少のこじつけ感はあるにせよ、なかなか興味深い話ですよね。
私はO型ですが、100%に近い確率で血液型を言い当てられますし、糖質制限を10年近く実践していますが、体調面でも全く問題はなく(むしろ風邪などを引かなくなった)、糖質を摂らないことは特に苦になっていません。
おそらく、糖質制限に適している体質なのだと思います。
全ての人に当てはまることではないと思いますが、今一度、自分の血液型と体質について考えてみてはいかがでしょうか?
今回の記事を書くにあたって参考にしてはいませんが、このような書籍もありますので、参考にしてみるのもいいかもしれませんね。