糖質制限ダイエットにおいて、真っ先にタブーとされるもの・・・
当然のように、それはごはん(白米)でしょう。
同じ主食と言っても、麺類なら糖質ゼロ麺、パンならふすまパン(ブランパン)といったように、代表的な低糖質な代用食品がありますが、お米の場合は大幅な糖質カットは難しいというのが現状です。
それでもごはんがあきらめられないあなたに、
ごはん好きが仇となって糖質制限に踏み切れないあなたに、
今回は糖質オフな、即席パックごはんを紹介したいと思います。
目次
一般的な白米の糖質量 サトウのごはん
スポーツドリンクの代名詞が『ポカリ』なら、即席パックごはんの代名詞は『サトウのごはん』で間違いないでしょう。
こちらは、なんの加工もされていない純粋な白米ですので、基準として栄養成分を確認しておきましょう。
白米にはほとんど食物繊維は含まれていませんが、一応、(約0.5g/150g)はありますので、糖質量は小数点以下を切り捨てて、67g としましょう。
糖質制限中においては、一日の摂取量としても楽々アウトの数字ですね。
では、糖質カットを実現したごはんがどのくらいの糖質量なのかを見ていきましょう。
からだシフト 糖質コントロール ごはん(大麦入り)
まずはこちら。
からだシフトの糖質コントロールシリーズから、『大麦入りごはん』です。
大麦は、小麦や白米よりも糖質が少なく、食物繊維が豊富なため、最近では低糖質のパンにも使われている、要注目食材です。
そんな大麦を白米とブレンドした商品のようです。
商品パッケージに、糖質35%オフ、糖質35g とありますが、一応栄養成分を見てみましょう。
163kcal たんぱく質 2.9g 脂質 0.5g 炭水化物 39.2g
炭水化物 39.2g(糖質 35g 食物繊維 4.2g)/150g(1パック)
サトウのごはんとは容量が異なりますので、からだシフトの容量150g に合わせて考えると・・・
サトウのごはん1パックでの糖質量は、約50g/150g になります。
ということで、通常の白米(糖質50g)と、大麦入りごはん(糖質35g)を比較すると、約30% の糖質量がカットされていることになりますね。
※パッケージには、35%オフとありますが、対象とする物の違いで、多少の誤差が出たようです。30%カットという数字は、サトウのごはんとの比較によるものです。
では、続いて・・・
大塚食品 マンナンごはん
大塚食品、マンナンごはんです。
『マンナン』とは、正式には『グルコマンナン』といい、こんにゃくの主成分である食物繊維の一種になります。
こんにゃくゼリーで、マンナンライフというキャッチコピーの商品もあり、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
マンナンは、胃の中で水を吸収して膨れる性質があるため、食欲を抑える働きや、糖やコレステロールの吸収を抑える働きがあることから、健康食品、ダイエット食品に広く使われています。
そのグルコマンナンやその他の食物繊維をブレンドしたものが、こちらの『マンナンごはん』ということです。
気になる栄養成分は・・・
143kcal たんぱく質 1.4g 脂質 0.3g 炭水化物 38.1g
炭水化物 38.1g(糖質 33.4g 食物繊維 4.7g/140g(1パック)
からだシフトの大麦入りごはんより、10gほど容量が少ないので、糖質量はほとんど同じくらいになりますね。
これらの商品のように、大麦やこんにゃくの成分を白米にブレンド(かさ増し)することで、糖質量が抑えられているというわけです。
糖質制限中には食べられる?美味しいの?
慣れもあるのかもしれませんが、ぶっちゃけ普通の白米と比較すれば、美味しいとは言えません。
糖質約35g という数値も、厳密に糖質制限に取り組む方にすれば、厳しいでしょう。
夕飯だけ糖質を抜いていたり、糖質制限はしていなくとも、糖質摂取量を気にしている方であれば、使い方によっては効果は出るとは思いますがね・・・。
とは言っても、普通の白米を食べるよりは、こちらの方が、カロリーも糖質量も少ないですし、食物繊維は豊富に含まれています。
自分の食生活のスタイルに合っているという方は、上手く活用してみてください。
まとめ
今回の商品では、糖質のカット率は、30%くらいという結果に終わってしまいました。
ですが、『それでもお米をあきらめたくない人』はたくさんいると思います。
そんな方のために、また違った形の『お米の代用品』を紹介していきますので、楽しみにしておいてくださいね。