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糖質制限における商品選びの間違い、勘違い 糖質制限中のマヨネーズ選び!

カロリーオフと糖質オフ

昨今の健康ブームの賜物で、スーパーやコンビニなど、食料品売り場では、多くの『カロリーオフ』『カロリーゼロ』『糖質オフ』『糖質ゼロ』などを売りにした商品が並んでいますね。

このブログを読んで下さっているみなさんは、少なからず、ダイエットや健康を意識している方ですから、このような売り文句に反応して商品を手に取ることが多くあるでしょう。

まずは、簡単にカロリーゼロ、糖質ゼロの定義についてまとめてみますね。

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カロリーゼロ 5kcal/100gまたはml 未満

糖質ゼロ   0.5g/100gまたはml 未満

 

の場合は、『ゼロ』と表記してもいいことになっています。

詳しくはこちら

👇

糖質ゼロ 糖類ゼロ の落とし穴

『ゼロ』に対して、『オフ』とは、同じ種類の自社製品と比較して、どれだけカロリー、糖質が軽減されたかを計算して表記されています。(カロリー30%オフ)(糖質40%オフ)のような感じですね。

そこで、私たちが意識すべき、注目すべき部分は、もちろん 糖質 ですよね。

カロリー制限によって、ダイエットに励んでいる方ならば、カロリーオフの商品を選ぶのは正しい判断ですが、いくらカロリーが低くなったって、肝心の糖質量は絶対に無視できません!

総カロリーが高くなってしまおうが、少々割高なお値段だろうが、糖質が少ない商品を選ばなければ、糖質制限ダイエットは継続できませんよね。

では、食品メーカーは、どのような加工をして、カロリーや糖質をカットしているのか、実際に商品を使って検証していきましょう。

カロリーオフにするために生じる成分の変化

今回は、マヨネーズを使って、カロリーオフにするために生じる成分の違いを見てみましょう。

糖質制限では、ソースやケチャップはNGだけど、マヨネーズはOK♪

くらいのノリで、マヨネーズだったら何でもいいと思ってはいませんか?

そんな誤解を解くため、より深く糖質制限について知るために、詳しく解説していきます。

下に、3種類のマヨネーズを用意しました。

左から、ノーマルのマヨネーズカロリー1/2(50%オフ)カロリー80%オフ

の商品になります。

比較しやすいよう、キューピーで揃えました。

まず、ノーマルのマヨネーズからいきますね。

カロリー 100kcal たんぱく質 0.4g 脂質 11.2g 炭水化物 0.1g

という成分になります。

次に、カロリーハーフ(50%オフ)を見てみましょう。

カロリー 49kcal たんぱく質 0.4g 脂質 5.1g 炭水化物 0.3g

 

カロリーハーフというだけあって、しっかりカロリーは半分になっていますね。

勘のいい方はお気づきかと思いますが、そのまま、80%オフに続きます。

カロリー 20kcal たんぱく質 0.4g 脂質 1.5g 炭水化物 0.9g

カロリーは、マヨネーズとしては驚異の、20kcal/大さじ1杯 を実現していますが、肝心の糖質は・・・

あれ・・・?

いつの間にか、増えてきちゃってますね・・・

0.1g → 0.3g → 0.9g 

まずは、糖質量は置いといて・・・

カロリーがどうしてこんなにも減ったのかを解説しますね。

この原因は、三大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)のカロリーの違いにあります。

たんぱく質、炭水化物は、4kcal/g なのに対して、脂質は、9kcal/gでしたね。

ですから、カロリーを抑えようと思えば、脂質を減らすのが最も手っ取り早いというわけです。

下のまとめを見ながら比較していきましょう。

 

カロリー 100kcal たんぱく質 0.4g 脂質 11.2g 炭水化物 0.1g

カロリー 49kcal たんぱく質 0.4g 脂質 5.1g 炭水化物 0.3g

カロリー 20kcal たんぱく質 0.4g 脂質 1.5g 炭水化物 0.9g

 

実際に脂質の量は、11.2g(ノーマル) → 5.1g(50%オフ) → 1.5g(80%オフ) とカロリーに比例していますね。

マヨネーズはご存知の通り、卵黄、お酢、油の3つを混ぜ合わせた加工食品ですから、その割合を変えれば、カロリーカットは簡単に実現するというわけです。

ですが、そこで問題になってくるのが、『味』です。

極端に脂質の割合を少なくしたマヨネーズは、とても食べられたものではありません・・・

泣いちゃうほど不味いんです・・・

そこで、登場するのが、砂糖や加工でん粉といった、ゴリゴリの糖質なんです。

『卵のこくを生かした』『卵のこくとうまみ』と強調している理由は、通常、脂質をカットしたマヨネーズは、『こく』や『うまみ』が失われてしまうからなののです。

料理に詳しい消費者の方は、カロリーをカットすること(脂質を抑える)ことで、マヨネーズの『こく』や『うまみ』が失われてしまうことを知っているのです。

だから、あえて自ら、文字にして強調しているのだと思われます。

※あくまでも私の推測です。

そのマヨネーズ特有の脂質から生まれる『こく』や『うまみ』を脂質を抑えながらも出すには、砂糖やでん粉などの糖質に頼るしかないというわけです。

卵の黄身やお酢の割合も多少変更しているのかもしれませんが、たんぱく質の量が、3つとも同量ですので、たいした変化はないと思われます。

このように、私たち糖質制限主義者が選ぶべきマヨネーズは、いくら高カロリーだとしても、糖質量が最も少ないノーマルのマヨネーズというわけです。

マヨネーズをさらに楽しむ ワンランク上のマヨネーズ

私の場合は、糖質制限歴も長く、調味料をかなりマヨネーズに依存しちゃっていますので、ちょっとした味変という感じで、時と場合で、からしマヨネーズを使ったりしていますね。

もちろん、糖質量はノーマルのマヨネーズと同量です。

また、ワンランク上のマヨネーズとして、

アマニ油マヨネーズです!

通常、マヨネーズには、それほど良質な油は使われません。

ですが、このマヨネーズで使われているアマニ油とは、体内で合成できない必須脂肪酸であるオメガ3系の脂肪酸を含む油で、血液をサラサラにし、高血圧や動脈硬化などを予防するなどの効果が認められている良質な油なんですね。

もちろん、そのぶん割高ではありますが、その効果は絶対的に認められている良質な油ですので、使ってみる価値は十分にあると思います。

まとめ

このように、『カロリーオフ』商品には、糖質制限に取り組む私たちにとって、意外な落とし穴があるんですね。

ですが、いくら糖質制限中は、糖質ではなく脂質をエネルギー源とするからといって、脂質を、つまりカロリーを摂り過ぎてしまっては、ダイエットは成功しません。

そのあたりのバランスは、自分の体の変化と相談しながら調整してくことが必要になってきます。

PFCバランスについての記事はこちら

👇

糖質制限 PFCバランス

そのためにはやはり、確かな知識がなければ、ダイエットの成功どころか、体調を崩してしまう恐れもありますので、しっかりした知識を身に付けて、糖質制限に励みましょう!

また、カロリーを低くするために脂質を減らすことによって、糖質量が増えてしまう食品は他にもあります。

それはまた次回お話しますね。

ketone-body

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ブログ運営者 ketone-body
性別 男性
年齢 40歳
職業 会社員
居住地 広島県
趣味 筋トレ
サイトURL  http://ketone-body.com/  
タイトル 糖質制限のすすめ ~ケトジェニックダイエット~
ブログの題材 糖質制限、ケトジェニックダイエットに関する基本的な情報や、低糖質商品などの紹介やレビュー。筋トレ。
※注意事項 当サイトで複数メーカーの商品の比較、推奨を行うことがありますが、あくまで『糖質制限』においての成分的な良否に対しての言及であって、商品の品質についてのものはではありません。

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