まだまだ暑いですし、飲みたいですよね・・・
たしか、糖質制限って、お酒はOKじゃなかったけ・・・
YES か NO かで言えば、まぁ、YES ですが、正確な知識を持って飲まないと、今やっている努力が、ビールの泡と共に、水の泡に・・・
そうならないように、しっかり解説していきますね。
目次
ビールの糖質量
まずは、ビールの糖質量からいきます。
アサヒのスーパードライ、キリンの一番搾り、サッポロの黒ラベルなど、居酒屋などに生ビールのサーバーが置いてあるようなメジャー商品で、だいたい、3.0g/100ml くらいお糖質が含まれています。
大雑把に計算して、350ml缶で、約10gほどの糖質量になりますね。
また、エビスビールやプレミアムモルツなどの、プレミアムビールだと、糖質量はさらにアップしてしまいます。
コーラが、350ml缶で、約40gほどの糖質量ですし、マックのシェイクやスタバの甘々なカフェラテなどと比較すれば、飲み物としてたいした糖質量ではありませんが、糖質摂取量を厳重に管理する私たち糖質制限主義者は手が出ない飲み物ですね。
ですが、どうやってビールの糖質量を抑えるのか、製造工程が気になりますよね・・・
糖質ゼロビール 製造工程
これについては、専門用語など多数でてきますし、私が思うように書いて誤解を招く可能性や、著作権などもありますので、無理はせず、素直に『引用』に頼ることにしますね。
こちらのサイトにわかりやすく解説してありますので、製造工程まで詳しく知りたい方は参照ください。
👇
http://j-net21.smrj.go.jp/develop/techno/entry/2009052902.html
ビールが飲みたいなら、糖質ゼロ!
もちろん、ビールを飲みたいなら、糖質ゼロ、糖類ゼロのものになっちゃいますが、今や、酒屋さんやスーパー、コンビニでも、あれだけの量の糖質ゼロビールがあるんですから、好みの味がきっと見つかるはずですよ。
たった一軒のスーパー(比較的小さめ)で、これだけ集まりました。
糖質ゼロビール 成分解析
今回は、私が愛飲している、アサヒのスタイルフリー『糖質ゼロ』と、家計の味方、『のどごしZERO』、おまけとして、キリン ストロングゼロ で考えていきましょう。
かなり長い話になってしまうので、何回かに分けて進めていきますね。
早速、ビールの方から栄養成分を見てみましょう。
のどごしZERO
エネルギー 27kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 2.1 g
糖質 0g
食物繊維 1.8g
まず、カロリー計算をしてみましょうね。
たんぱく質、炭水化物 4kcal/g
脂質 9kcal/g
でしたね。
まず、炭水化物 2.1g ですが・・・
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維 でしたよね・・・
(糖質 0g) + (食物繊維 1.8g) = 1.8g なのでは・・・
ってなりますよね?
これは、 消費者庁が定める、食品栄養成分表示基準の決まり事で、
糖質量が、0.5g未満/100g または 100ml 当たり
の場合は、『ゼロ』と表記してもOKなことになているからです。
ですから、このビールには、0.3g/100ml の糖質が、しっかり含まれているということになります。
というわけで、そのまま、炭水化物 2.1g で計算して構いません。
2.1g × 4 = 8.4 8.4kcal ???
他にはカロリーになるような成分はないのに、全く計算が合いませんね・・・
27kcalにはほど遠い数値です・・・
その理由とは、成分表示には記載されていませんが、アルコールにも『カロリー』ってあるんです。
アルコールのカロリー
水とは異なり、アルコールには、カロリーがあります。
約7kcal/g のカロリーがあるんですね。
のどごしZERO のアルコール度数は、4%ですから、4ml/100ml のアルコールが含まれているということになります。
というわけで、アルコール含有量の『4』に、 7 を掛けて計算したくなるところですが、もう少し待って下さい。
金属には、『比重』というものがありますよね。
全く同じ形、体積の物でも、原料となる金属の種類が違えば、重量も変わってきますよね。
鉄でできた棒と金でできた棒では、全く同じ形、体積でも重さが違ってくるということです。
その『比重』が液体にもるんです。
グラスの中に虹のような層ができているカクテルがありますよね?
これらのカクテルは、アルコールの比重を利用して作られたものです。
水は、1ml = 1g ですが、アルコールの場合は、 1ml = 0.8g
となります。
ですから、4ml のアルコールは、4 × 0.8 = 3.2g となり、
カロリーは、7kcal × 3.2g = 22.4kcal となります。
それに、炭水化物量 2.1g × 4kcal = 8.4kcal を加えると・・・
30.8kcal になります。
実際の表記の 27kcal を少しオーバーしましたが、おそらくアルコール度数の小数点以下が繰り上げられて4%になったための誤差、と考えて構わないでしょう。
また、忘れちゃいけないのが、食品栄養法事基準の、ゼロ表記の落とし穴 です。
大切なことなので、何度も書きますね。
食品栄養表示基準
消費者庁が定める、食品栄養成分表示基準には、下の表のような決まり事(基準)があります。
エネルギー | 5kcal未満/100g または 100ml 当たり |
たんぱく質 | 0.5g未満/100g または 100ml 当たり |
脂質 | 0.5g未満/100g または 100ml 当たり |
飽和脂肪酸 | 0.1g未満/100g または 100ml 当たり |
コレステロール | 5mg未満/100g または 100ml 当たり |
炭水化物 | 0.5g未満/100g または 100ml 当たり |
糖類 | 0.5g未満/100g または 100ml 当たり |
糖質 | 0.5g未満/100g または 100ml 当たり |
ナトリウム | 5mg未満/100g または 100ml 当たり |
詳しくはこちら
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このことから、糖質 0g とあっても、0.5g弱 は含まれていると考えて、飲み過ぎ、食べ過ぎには注意しましょう。
のどごしZERO に関しては、親切に炭水化物量、食物繊維量が表記されていたので、正確な糖質量が 0.3g だと導き出すことができましたが、食物繊維量が表記されていない場合は、0.5g未満、つまりマックスで 0.49g は含まれていると考えましょう。
では、今回はこのあたりで・・・
次回からは、スタイルフリーやストロングゼロの成分解析、お酒が糖質制限ダイエットに与える影響なども含めてお話ししていきますね。