今回は、糖質制限において、かなりの確率で食卓に並ぶであろう、我々の強い味方、厚揚げについてお話します!
豆腐の回でお話したように、木綿豆腐を油で揚げたものが厚揚げです。
大豆まず始めに、製品の糖質量をまとめてみました。
絹ごし豆腐 | 100g | 1.7g |
木綿豆腐 | 100g | 1.2g |
厚揚げ | 100g | 0.2g |
今回取り上げる、厚揚げとは、絹ごし豆腐より糖質の低い木綿豆腐の水分(糖質が含まれた水分)を切り、とどめに油で揚げてさらに水分を飛ばして、大豆の糖質を極限まで絞り切った優秀な糖質制限食材です。
ネットや本などで調べると、厚揚げの糖質量は上の表の通り、0.2g/100g とありますが・・・・
実はそこに落とし穴があるのです。
一般的な木綿豆腐の水分を切り、そのまま油で揚げれば、その糖質量になるのでしょうが、実際に家で木綿豆腐を油で揚げるという人はいないでしょう。
常識として、厚揚げは、豆腐から作るものでなく、厚揚げの完成品をスーパーなどで買うものですよね。
そんななか、どのメーカーの厚揚げも、何かしらの手心(加工)が加えらえています。
そこでまず理解しておかなければならないことは、我々の『思い』と、製造メーカーの『思い』は、違うということです。
製造メーカーの思い・・・いかに美味しい厚揚げを提供するか。
我々の思い ・・・・・・いかに糖質摂取量を少なくするか。
ということですよね。
代表的な手心(加工法)としては、モチモチ感を出したり、内部から水分が抜けださないようにするために厚揚げの表面に、 でんぷん が使われる場合が多く見られます。
でんぷんと言えば、じゃがいもなどに含まれる、ゴリゴリの糖質でしたよね?
製造加工工程における、その使用料により、一言で『厚揚げ』と言っても、糖質量に大きな違いが出てしまうのです。
でんぷんについては、こちら
では、今回のために揃えた、3種類の厚揚げの『栄養成分』を見ていきましょう。
ネットや本などで調べると、厚揚げの糖質量は、0.2g/100g と出てくる場合が多いですが、実際に私たちが手に取っている厚揚げは、少なくともこのくらいの糖質が含まれているのが実情です。
この、0.9g という数字は、かなり優秀な結果です。
2.9g・・・
だいたい、この程度の糖質量の商品が一番目立ちますね・・・
8.2g
これは、そもそも素材が木綿でなく、絹豆腐ですからね・・・
糖質制限的には、スタートラインにすら立ててません・・・
ご覧の通り、これほどまでに糖質量に差があるのです。
これを見れば、私が何度も言ってきた、
栄養成分表示の確認をお忘れなく!
という意味が分かってもらえますよね。
厚揚げは、割と地域密着性の高い商品ですので、全国的に『この商品がいい!』というお勧めは難しいかと思われます。
皆様の町の最低糖質厚揚げを探してみましょうね!
厚揚げは、煮てもよし、焼いてもよしの万能食材ですし、栄養価も豊富で、糖質制限中は、主食のように食べる頻度が高くなってくると思われます。
そのぶん、小さな積み重ねとして、最少糖質量の厚揚げを見つけて、糖質制限に励んでください!