糖質制限において、大豆食品である豆腐は、私たちにとって強い味方になってくれる低糖質食材です。
冷奴やサラダなどとして、調理いらずで食べられますし、汁物の具やチャンプルのように火を通しても美味しくいただける万能食材ですよね。
ですが、商品選びには注意が必要です。
目次
豆腐の種類 絹ごしと木綿
豆腐は、大きく分けると『木綿豆腐』と『絹ごし豆腐』の2種類ありますよね。
舌触りがよく、滑らかなプリンのような豆腐が、絹ごし豆腐。
若干、ザラついた密度が濃い豆腐が、木綿豆腐です。
糖質量については、こちらの通りです。
豆腐の栄養成分
絹ごし豆腐 | 100g | 1.7g |
木綿豆腐 | 100g | 1.2g |
厚揚げ | 100g | 0.2g |
この糖質量の違いを説明するには、豆腐の製造工程についてお話しする必要があります。
豆腐の製造は非常にシンプルで、豆乳を凝固剤で固めて作られます。
ちなみに、飲料としても知られた豆乳とは、 大豆を水に浸して、すりつぶし、水を加えて煮つめた汁のことを言い、豆腐の原料となるもんです。
その際、濃度が高い豆乳が使われるのが、絹ごし豆腐で、より薄めのものが使われたのが木綿豆腐になります。
つまり、絹ごし豆腐と木綿豆腐の糖質量の差は、原料である豆乳の濃度によるものなのです。さらに、木綿豆腐は一度固めた後、水分を抜くという工程があります。
その際、糖質を含んだ水分が抜けるため、糖質量が少なくなるのです。
さらには、木綿豆腐の表面を焼いて、さらに水分を抜いた焼き豆腐は、また一段と糖質が少なくなります。
焼くだけでは飽き足らず、油で揚げたものが厚揚げですね。
焼く以上にさらに水分が飛ぶため、糖質量はますます減少し、100g中 0.2g までもそぎ落とされます。
カロリー制限を意識するなら、同量で最もカロリーが低いのは絹ごし豆腐ですが、糖質制限においては、木綿豆腐、さらには厚揚げの方がより優秀な食材に違いありません。
栄養成分表示は必ず確認しましょう
また、製造時に使用する豆乳の濃度によって、食品メーカーごとに糖質量の誤差は生じます。
もちろん、スーパーなどに並ぶ豆腐や厚揚げの全てが、同じ成分、糖質量というわけではありません。
実際に、糖質量が、0.2g/100g の厚揚げなど、私は見たことがありません。
多かれ少なかれ、加工工程で糖質がアップしてしまっていますから・・・
必ず・・・
栄養成分表示の確認は、お忘れなく!
大豆イソフラボンとは・・・?
糖質制限中の食事において、誰もが必ず多くの大豆加工商品にお世話になるでしょう。
動物性だけでなく、植物性のたんぱく質も欲しいですし、大豆製品には、女性には特に嬉しい『大豆イソフラボン』の効果も期待できますからね。
大豆イソフラボンとは、女性が美しくなるために必須とも言える女性ホルモン「エストロゲン」と似た化学構造と働きをするということで、近年注目を浴びている成分です。
効果の例を挙げれば・・・
お肌の新陳代謝を促進させ、きれいな肌を維持する。
女性らしい髪のツヤやハリを保つ。
乳房などの皮下脂肪を発育させ、丸みのある女性らしい体を形成する。
コレステロールの増加を抑えて動脈硬化を防ぐ。
排卵や整理の周期を安定させる。
などなど、女性にとって非常に大切な役割を果たしてくれる成分と言われているのです。
糖質制限中の大豆食品について
このブログでは、低糖質食品として、多くの大豆加工食品を紹介していますので、ここで再度まとめておきますね。
納豆好きにはたまらない?コンビニで買える低糖質おやつ 『納豆プチポリスナック』
糖質制限の強い味方!イオンのトップバリュから、大豆イソフラボンが嬉しい、低糖質コーヒーを紹介します!
リピーターになること、間違いなし!糖質制限中も食べれるヨーグルト、その名も、豆乳グルト
このように、糖質制限中の食事において、飽きずに美味しく楽しく食事を楽しむには、大豆食品は必要不可欠なものとなってきます。
『畑の肉』と呼ばれるだけあって、栄養成分も満点ですので、みなさんも大豆食品を上手に使って、ストレスのない糖質制限ライフを送っていきましょう♪