糖質とは、現代の食習慣における『主食』と呼ばれる穀物類と甘い物という認識が強いかと思われますが、残念ながら、さらにもうひとつあるのです。
それは、芋類に多く含まれる『でんぷん』です。
小学生の時、理科の実験でやりましたよね。
ヨウ素液という液体を垂らすと、紫色に変化する成分です。
たしかにさつまいもなら甘いけど、じゃがいもや里芋なんかは、特に甘くはありませんよね?
ですが、甘みがなくとも、でんぷんは糖質なのです。
野菜として括られることが多いのも事実ですが、糖質なのです。
憎っくき糖質に違いないのです・・・
ここで芋類の糖質をまとめてみますね。
じゃがいも | 100g(小1個) | 16.3g |
さつまいも | 100g(中1/2本) | 30.3g |
さといも | 100g(中2個) | 10.8g |
じゃがいも | 100g(小1個) | 16.3g |
長いも | 100g | 12.9g |
板こんにゃく | 125g(1/2枚) | 0.1g |
片栗粉 | 9g(大さじ1) | 7.3g |
※ 「文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会 編 日本食品標準成分表 2015(政府刊行物:独立行政法人 国立印刷局発行)に準拠したデータベースを基に作成しています。
こんにゃく芋が原料の『こんにゃく』だけは別物になるのですが、その他の芋類は糖質制限においては、かなり厳しい数字を弾き出していますね。
片栗粉については、昔は『カタクリ』という花の球根から取れるでん粉が使われていたそうですが、現代では、ほとんどの場合、じゃがいものでんぷんから作られているのです。
ですから、表の通り、7.3g/9g、重量の約80%が糖質という、私たちにとっては脅威の『粉』なのです。
ステーキやハンバーグの付け合わせのポテトサラダでも、7.8gくらいの糖質がありますし、じゃがいもだけでなく、人参、コーンなんかも入っているようなら、目も当てられません。
ポテトチップスでは、約60gの袋で糖質量は約50%の30gもあります。
残念ながら、芋類は全滅ですね・・・
ポテトチップス大好きな方には、最後の手段としての代用品があることはあるのですが・・・
それはまたの機会にお話ししますね。