前回、糖質制限においてのプロテインの用途、重要性などについてお話しましたね。
前回の記事はこちら
糖質制限中にプロテインは必要なのか?プロテインの上手な活用法
そこで、今回は糖質制限中に飲むべき、糖質を極限まで絞ったプロテインについてお話していきます。
まず、一口にプロテインと言っても、栄養成分、用途などによって様々な種類があり、ドラッグストアーなどのプロテインコーナーには、、どれを選べばいいのか分からないくらいの商品が並んでいます。
そんな大量の商品の中から、糖質制限中に飲むべき、超低糖質なプロテインを詳しく解説、紹介していきます!
目次
プロテインの種類 大きく分ければ二つ。牛乳由来か大豆由来
まず、商品としてのプロテインとは、たんぱく質含有量の多い粉末を指す場合が多いのですが、一般的に、1回分で 15g~20g くらいのたんぱく質が含まれています。
その原料となるものはと言うと、主として牛乳または大豆が使用されます。
牛乳由来のプロテインをホエイプロテイン、大豆由来のプロテインをソイプロテインといいます。
ですが、大豆ならまだしも、牛乳からたんぱく質を20gも摂取しようと思えば、同時に大量な糖質や脂質などの栄養をも取ってしまうことになりますよね。
それだと、糖質制限中には全く意味がありませんよね。
そのあたりは、プロテインの製造方法について、かんたんに説明しながら進めていきます。
ホエイプロテインの種類 WPC と WPI
ホエイプロテイン(牛乳由来)には、製造方法の違いによって、、WPC(ホエイプロテイン・コンセントレート)と、WPI(ホエイプロテイン・アイソレート)があります。
concentrate(コンセントレート)・・・集中する、濃縮する
isolate(アイソレート)・・・ 分離、隔離
まず、WPCは、たんぱく質の含有量を多くするために牛乳をろ過して製造されるのですが、それほど丁寧に精製されるわけではありません。
WPC 製造工程
つまり、たんぱく質の含有量も、70~80%と、それほど高くなく、牛乳に含まれる糖質や脂質も製造工程で劇的に除去されるわけではありません。
ですが、メリットもあります。
メリットとしては、第一に値段の安さです。
サプリメント大国のアメリカ製の商品なんかでは、肉を買うのがばからしくなるくらいの値段で買えちゃいます。
そして、糖質や脂質だけでなく、牛乳に含まれるビタミンやミネラルなどの大切な栄養素もろ過されずに含まれているということです。
コンセントレートの(濃縮する)という意味から、納得の製造工程ですね。
WPI 製造工程
続いてWPIですが、結論を先に言うと、これが糖質制限に励む私たちが飲むべきプロテインです。
WPCの製法後、さらにたんぱく質以外の成分を徹底的に除去するのです。
非常に手間が掛かりますので、それだけ値段も効果になってしまいますが、たんぱく質含有量も約90%と高く、糖質も脂質もWPCよりも一段と少なく仕上がります。
コンセントレート(濃縮)したものを、さらにアイソレート(分離)させるといた感じの製造工程ですね。
また、牛乳に含まれる糖質は『乳糖』と呼ばれるのですが、もちろん乳糖も最低限まで抑えられています。
よく牛乳でお腹がゆるくなるという人がいますが、その原因は乳糖にありますので、WPIは、糖質を抑えらえるだけでなく、お腹の調子も心配ないという優れものなのです。
また、一応、その他のプロテインについてもかんたんに説明しておきます。
ソイプロテインの特徴
ソイプロテインは、大豆から油脂を絞った後に、タンパク質を取り出したものです。
植物由来の「大豆タンパク質」がたっぷり含まれています。
ホエイプロテインとの大きな違いは、動物性たんぱく質のホエイプロテインが吸収すスピードが速いのに対して、植物性たんぱく質のソイプロテインは緩やかに体内に吸収されるということです。
価格については、やはり主流のホエイプロテインの方が安く買うことができます。
ガゼインプロテインとは?
ガゼインプロテインも牛乳由来のプロテインですが、ホエイプロテインが水溶性で吸収が早いことに対し、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、体への吸収速度がゆっくりであることが特徴です。
その他のプロテイン
その他には、卵白のたんぱく質を原料とする、エッグプロテイン。
牛肉を原料とする、ビーフプロテイン。
エンドウ豆を原料とする、ピープロテイン。
玄米などを原料とした、ライスプロテイン。
など、珍しいものもあったりします。
それぞれのプロテインの用途
それでは、様々なプロテインの用途を考えながら、復習していきましょう。
筋肉を付けたい、身体を引き締めたいという方は、筋トレなどの運動後に吸収スピードの速いホエイプロテインを飲むべきです。
コストを抑えたい方や、筋肉を付けるためには少々太ってしまうのは仕方ないと割り切っていれば、安価なWPCで問題ないでしょう。
逆に、筋トレを並行しながら糖質制限ダイエットに励んでいて、少しでも糖質摂取量を抑えたいならば、断然WPIを飲みましょう。
筋肉の成長のために一日中、寝ている間も体内のたんぱく質を切らせたくないようなボディービルダーの方や増量中のアスリートの方なんかは、起きている間はホエイプロテインを飲み、寝る前には(就寝中に体内のたんぱく質切れを防ぐために)ソイプロテインやガゼインプロテインを飲んだりしているそうです。
このように、自分のなりたい身体やコストなどと相談しながら、あなたが飲むプロテインを見つけましょうね。
糖質制限中に飲むべきプロテインとは!?コスパも成分も最高!ALPRON PI(アルプロン
5年来糖質制限を実践しながら、筋トレが趣味という私が、長年愛飲しているプロテインは、ずばりこれです。
糖質制限においての成分はもちろん、価格においてもトップクラスの商品だと豪語できるほどのクオリティになっています。
炭水化物 1.0g/1食20g とありますが、アスパルテームなどの甘味料の分を差し引けば、ほぼゼロと考えて問題ないでしょう。
詳しくはこちらを参照してください
糖質ゼロと糖類ゼロ。紛らわしい糖質と糖類の違いってなんだろう?
また、わけの分からない外国産でなく、大手メーカではなくとも、安心、安全の日本産ですので、安心できますね。
えは、気になるお値段の方は・・・
3㎏ で、約9000円 で計算すると・・・
一食分が20g ですので、3㎏ で 150回食分。
9000円 ÷ 150食 = 60円/1食
となります。
1食分 60円で、たんぱく質が、17.9g・・・
お肉に置き換えれば、約100g ・・・
高いと思うか安いと思うかは、あなた次第です・・・
一応、コスパ抜群のアルプロンのWPCも紹介しておきますね。
最後に・・・ 牛乳とは混ぜないでね・・・
最後に、私から大切なアドバイスを・・・
よくプロテインを牛乳で割るという話を聞きますが、WPIだけは、牛乳で割るようなマヌケなことはしないで下さい・・・
WPIとは、牛乳のたんぱく質以外の成分を手間暇かけて徹底的に除去したプロテインです。
それなのに、そこに新たに牛乳を加えるなんて・・・
オチがついたようなので、今回はこのあたりで・・・